国の基準に沿って水俣病かどうかを判断する新潟県と新潟市の認定審査の結果新たに2人が患者として認定され、県内での水俣病の認定患者は702人となりました。新潟県と新潟市は、今月11日、水俣病かどうかを判断する合同の認定審査会を開いて、申請のあったあわせて14人を審査し、このうちの2人について、国の基準を満たす症状があると認め、「水俣病に相当する」という結論を出していました。
これを受けて、新潟県と新潟市は15日付けでこの2人を水俣病患者と認定した一方で、残りの12人については申請を退けることを決めました。
新潟県内で水俣病患者の認定は、おととし12月に1人が認められて以来で、これで県内の水俣病の認定患者は702人となりました。新潟県の泉田知事は「認定された方とされなかった方とに結果は分かれたが、県としては、いずれの方々も水俣病という公害の被害者として社会全体で支えていきたい」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033245351.html?t=1363475781107