飯島町の食肉加工卸売会社「大成(たいせい)」が加熱用の馬肉を「生食用」と偽装表示して出荷した問題で、県伊那保健所は11日夜、偽装した約32トンのうち、東京検疫所の検査で腸管出血性大腸菌O(オー)103が検出された約231キロ分について食品衛生法に基づき、大成に回収命令を出したと発表した。回収期限は18日まで。
県食品・生活衛生課によると、東京検疫所が12年11月、抜き打ち検査し、O103を検出した。回収対象は「馬肉(生食用)」と「アルゼンチン馬肉(生食用)」の計約231キロ(100~300グラム入りパック)。賞味期限は13年9月21日。県は「伊那保健所が他の製品についても調べており、食衛法違反が発覚すれば、更に回収命令を出す可能性もある」と述べた。
3月13日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130313-00000034-mailo-l20