東日本大震災の発生から11日で2年になるのを前に、県内で避難生活を続けている人が三条市で、犠牲者を追悼する式典を開きました。
三条市の総合福祉センターで開かれた追悼の式典には、福島から三条市と燕市に避難しているおよそ130人が参加しました。
はじめに、全員で、犠牲になった人たちに黙とうをささげました。そして、福島県南相馬市から母親と避難した村田良隆さんが、「警戒区域が早く解除になり、1日でも早く生活再建できるよう願います」と訴えました。
このあと、参加した人たちは、献花台に白い菊の花をたむけて、犠牲になった人たちに祈りをささげました。
式典のあと、三条小学校の5年生が太鼓の演奏を披露しました。
このなかには、南相馬市から避難している男の子もいて、集まった人たちは、演奏に合わせて手拍子を取ったりしていました。
参加した南相馬市の男性は、「津波で家を流された人も、大変な思いをしていると思いますが、家があるのに、原発事故のせいで帰れないのは本当につらいです。国は早くなんとかしてほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033007051.html?t=1362929839845