復元作業が大詰めを迎えていた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」で、枝葉の角度が前の姿と異なることが分かり、取り付けをやり直すことになった。市が8日発表した。東日本大震災から2年を前に10日までの完成を目指していたが、間に合わなくなった。
市によると、6日に幹に枝葉を取り付けたが、市民から7日、「元の姿と違う」と指摘があった。調べてみると、枝葉の角度が本来の姿より下側に少し傾いていた。
設計に問題はなかったが、取り付けを誤った可能性が高いという。接続部の特殊な金具は再利用できないため、新たに作り直すことになった。完成時期は未定で、22日に現地で予定していた完成式典も延期になるという。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201303080379.html