コシヒカリ以外の品種のコメを新潟県産のコシヒカリと偽って販売したとして、大阪のコメの卸売販売会社の社長ら2人が、不正競争防止法違反の罪で起訴されました。起訴されたのは、大阪・吹田市の卸売販売会社「大阪ライス」の社長、清水康文被告(56歳)と、専務の清水尚彦被告(31歳)です。
清水被告らは去年7月から9月にかけて中国産などのコメ合わせて14キロを「新潟米コシヒカリ」と偽って販売したとして不正競争防止法違反の罪に問われています。これまでの調べで清水社長は「経営が苦しくなって偽装した」と供述しているということで、中国産のほか、福島県や三重県などのコメを新潟県産と偽り合わせておよそ1.2トンを販売していたということです。
この事件では精米工場の責任者ら2人も逮捕されていましたが、検察は社長らの指示に従っていただけで責任は限定的だとして起訴猶予としました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035959021.html?t=1362506899470