弥生時代の集団墓地とみられる新発田市の村尻遺跡から出土した土器など18点が新たに国の重要文化財に指定されることになりました。
新たに重要文化財に指定されるのは弥生時代前期から中期に地域の人たちを集団で埋葬したとみられる新発田市下寺内の村尻遺跡から出土した土器や土偶形容器など
合わせて18点です。これらの出土品は30年ほど前に新発田市教育委員会が発掘調査を行った際に発見したもので、土器が骨を納める容器として利用されていることから、当時の埋葬方法を示す貴重な資料として注目されてきました。中でも、土偶形容器は高さが45センチとほかの遺跡で見つかったものよりも大きく、頭部がない珍しい形をしていて、文化庁は、土器と土偶形容器が同じ場所で見つかっているため、学術的価値が高いとしています。新発田市は「これを機会にさらに多くの人に貴重な発見を知ってもらいたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035814281.html