絶滅を防ぐため、佐渡市から分散して長岡市で飼育されていたトキのうち、、1歳のオスが死に、長岡市の「トキ分散飼育センター」が原因を調べています。
国の特別天然記念物のトキは鳥インフルエンザなどの感染症で絶滅するリスクを減らすため、佐渡市以外に長岡市や東京など4か所に分けて「分散飼育」が行われています。このうち、長岡市のトキ分散飼育センターで去年の春生まれた1歳のオスが27日死にました。長岡市によりますと、センターで飼育されていた5羽のトキについて、野生復帰を目指すため、佐渡市に戻す準備を進めていたところ、1歳のオスが地面に座り込むなど、衰弱した様子を見せたということです。センターでは治療を行いましたが、27日午後、死にました。この1羽は他の4羽と共に26日捕獲され別のケージに移されましたが、4羽のトキには異常はないことから感染症の疑いは低いということで、長岡市では死んだトキを解剖し原因を調べています。
長岡市では、14羽のトキが分散飼育されていますが、成長したトキが死んだのは初めてです。
長岡市環境部環境政策課の小林美智男課長は「1年近く育ててきたトキが死に本当に残念だ。原因を調べたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035825601.html?t=1361999680527