奈良県警は28日、同県五條市内に住む50歳代の自営業の女性が、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を巡る虚偽の投資話で計1300万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
県警によると、昨年7月4日、証券会社の社員を名乗る男から女性方に社債の購入に関する電話があった。その後、男にiPS細胞関連とうたう債権の取引について「購入費用は全て負担する」と持ちかけられた。さらに、購入資金の立て替えなどを依頼されて、同年8月16日頃までに計7回、男に指定された口座に同額を振り込んだという。
女性が五條署に25日に被害届を提出して発覚した。iPS細胞を巡るトラブルは全国で相次いでいるといい、県警生活安全企画課では「必ずもうかるといったうまい話には絶対にのらないで」と注意を呼びかけている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130129-00000302-yomidr-soci