大学の講義、1回分の授業料は?
華の大学生活はサークルに合コンにバイトなどやりたいことが目白押し。つい魔が差して、講義をさぼる先輩も少なくない。でもちょっと待った! あなたがサボろうとしているその講義、お値段いくらかご存じだろうか?
まず国立大学の場合。文理にかかわらず、標準的な授業料は年間53万5800円。4年後の卒業までにかかる授業料は、214万3200円になる。では、その授業料で何回講義を受けるのか? 卒業に必要な最低単位数は124。一般的に、1コマの講義を通年で受講すると4単位なので、最低31コマ取得する。1コマあたりの年間授業回数はおよそ30回(週1回。長期休暇を除く)なので、4年間で31コマ×30回=930回の講義が用意されている。つまり、授業1回あたりのお値段は、約215万円÷930回=2311円となる。
では、私立大学は? 一般的に授業料は国立大学より高く、施設設備費や実験実習料も必要だ。文部科学省によると、私立文系の平均授業料は年間74万3699円、施設設備費の平均は年間15万 8540円、実験実習料の平均は年間1万1879円。これをもとに、国立大学と同条件で試算すると、1回の授業料は3809円。
一方、私立理系はさらに高額。平均すると授業料は104万472円、施設設備費は18万9406円、実験実習料は6万9693円となる。卒業に必要な単位は文系より少し多く130前後。1回あたりの授業料は5332円だ。
そしてもっとも高いのは、実習が多く、最新機器類を多用する私立医歯学部。授業料、施設設備費などの合計額は年平均395万 4053円。医歯学部は6年制で、年間200単位前後の取得が必要だが、概算すると1回の授業料は、なんと1万5506円にもなる。
医歯学部は別格としても、じつはけっこうなお値段の大学の講義。代返で済ませるなんて考えちゃ、ダメ、ゼッタイ!
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/r25-20130127-00027777.html