五泉市の菅名岳(すがなだけ)(標高909メートル)で13日、新酒の仕込み水を運ぶ恒例イベント「寒九(かんく)の水くみ」が行われた。昨年は豪雨被害で一般参加者の募集が中止となったが、今年は2年ぶりに再開され、県内外から約400人が参加した。
水くみは、水が一番澄むと言われる寒の入りから9日目に、蔵と蔵元の酒販店組織の越後泉山会が実施している。今年で22回目。参加者らは10リットルや20リットルのポリタンクをそれぞれ担いでふもとから清水が湧き出る同岳中腹まで1時間余りかけて登った。
現地では、スタッフから水をタンクに入れてもらい下山。山中は冷たい雨が降る中、途中の危険箇所にはスタッフらが待機し安全を確保。参加者らは雪を踏み締めながら水くみに汗を流した=写真・日報連会員の比企一夫さん撮影。
参加した新潟市秋葉区の風間武さん(76)は「いつもより雪が多く大変だったが、美味(おい)しい酒ができるのが楽しみ」と話していた。
また、蔵の近藤伸一社長は「皆さんのくんでくれた水で美味しい酒を造りたい」と話した。新酒は2月下旬には出来上がる予定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130114-00000016-mailo-l15










