JR東海は9日、静岡県三島市のJR三島駅や周辺で、東海地震などの巨大地震に備えて進めている東海道新幹線の脱線防止などの地震対策を報道陣に公開した。
同社の担当者が、新幹線が脱線するのを防ぐために線路内に敷設された金属製のガードや地盤沈下防止の盛り土の補強、コンクリートで強化した橋脚などについて説明。
同社によると、脱線防止ガードはレールと並行して設置され、地震で車輪が浮き上がっても、他方の車輪をガードが支えて脱線を防ぐ。大きな揺れが想定される三島-豊橋(124キロ)と高速で走るトンネルの手前などに設置する。
JR東海は2020年までに、新幹線の東京-新大阪(518キロ)で地震対策を順次行う。工事費は約830億円を見込んでいるという。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130109/trd13010910410004-n1.htm