2012年の米国は、観測史上で最も平均気温が高かったと米海洋大気局(NOAA)が8日発表した。大きな被害をもたらしたハリケーン「サンディ」や干ばつにも見舞われ、過去2番目に異常気象が激しい年だったとも分析している。
冬から春にかけて暖かく推移し、夏は過去2番目に暑かったのが特徴。ハワイ州やアラスカ州を除く米本土の1~12月の平均気温は1895年以降で最も高い12・9度となり、20世紀の平均気温を1・8度上回った。
夏には中部や南部を中心に干ばつが深刻化。森林火災や暴風雨も各地でたびたび発生し、10月にサンディが東海岸を襲った。気温や降水量、熱帯低気圧の上陸数などを考慮した異常気象の激しさを示す指標では、1998年に次いで高い値を示した。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130109/scn13010917170000-n1.htm