金融庁の自動車損害賠償責任(自賠責)保険審議会は9日、自動車の保有者に加入を義務づけている自賠責保険の保険料について、4月から2年ぶりの値上げを認める方針で一致した。
値上げ幅は全車種平均で15%近くになる見通しだ。
自賠責保険の収支は、平均11・7%の値上げを実施した2011年度以降も赤字が続き、12年度は1443億円の赤字となり、累積赤字は5128億円に上る見通しだ。死亡事故は減っているが、事故で障害が残った人への支払いが高水準で推移しているためだ。
積立金も累積赤字の穴埋めでほぼ底をつくため、審議会は値上げは避けられないと判断した。審議会では、17日の次回会合で値上げ幅を正式に決める予定だ。
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