新しい年を迎え、新潟海上保安部の潜水士が新潟市で、「訓練初め」を行いました。
新潟海上保安部の巡視船・「やひこ」は、第9管区海上保安本部の管内で唯一、無人で、水中の捜索を行う機械などの潜水用具を積んで潜水士が乗り込み、救助活動にあたっています。
新しい年を迎え、9日は新潟市中央区の新潟西港で潜水士7人が、「訓練初め」を行いました。
訓練は、巡視船「やひこ」を座礁した船に見立てて行われ、潜水士が、サルが木登りをするように絡ませた腕と足を使ってロープを登る「モンキー」と呼ばれる方法で、船に乗り込みました。
また、海に投げ出され、助けを求めている人は、潜水士2人が両脇を抱えて、顔が水につかないよう注意しながら救助しました。
潜水士の濱田洋弥さん(26歳)は、「新潟の海は気温も水温も低く、荒れやすいため、救助の条件は厳しいですが、どんな環境でも助けられるようことし1年、しっかり訓練します」と話していました。
第9管区海上保安本部によりますと、去年は、管内の16人の潜水士が海難事故や北朝鮮から漂着したとみられる木造船の捜索活動などあわせて20件の出動を行ったということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034557821.html?t=1357748796642