宮崎県日南市南郷町の医療法人春光しゅんこう会「東ひがし病院」で昨年12月、ノロウイルスが原因とみられる集団感染が発生し、入院患者6人が死亡した問題で、県と同病院は6日、ノロウイルスの簡易検査で一時陽性だった入院患者の女性(64)が5日深夜に死亡したと発表した。
死因は、たんが気道を塞いだことによる急性呼吸不全。昨年12月26日の簡易検査で陰性だったことから、同病院は「ノロウイルスが直接的な原因とは考えにくい」としている。
県や同病院によると、女性は昨年12月16日、下痢の症状が表れ、翌日の簡易検査でノロウイルスの陽性反応が出た。同19日に症状は回復、同26日の簡易検査では陰性で、5日午後11時20分に死亡した。
同病院では78~88歳の患者6人が死亡したほか、昨年12月29日にも、同17日の簡易検査で陽性だった入院患者の女性(当時82歳)が急性循環不全で死亡している。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20130106-567-OYT1T00514.html