この日に納豆を食べると「万病の根が抜けていく」と伝えられ、夕方に納豆をすりつぶして納豆汁を作り、家族全員でいただきます。納豆は納豆菌の酵素分解により、原料の大豆よりも各種栄養成分の消化吸収に優れている食べ物です。「年取り」とは「年を越すこと」。6日の納豆の年取りは、今年一年、病気にならずに健康に過ごしていくことを願う行事食なのです。納豆、豆腐、味噌と、原料はすべて大豆。大豆は古来より日本人の健康を支えてきた良質なたんぱく源です。
「納豆卯の花の油揚げ詰め」
材料 (4人分)
作り方
1.油揚げは半分に切り、袋状に開く。
2.鍋にAと油揚げを入れ、煮含める。
3.にんじんはみじん切りにする。
4.鍋にBを入れて煮立て、豚ひき肉、ねぎのみじん切り、にんじんを入れて煮る。
5.別の鍋に油を熱し、おからを入れて炒め、④を加えて炒める。
6.⑤に納豆を入れてよく混ぜ合わせ、油揚げに詰める。
※油揚げに詰めずに、⑤に細切りした油揚げを混ぜてもよい。
☆ 納豆、卯の花、油揚げは大豆加工食品です。ともにアミノ酸配合に優れたたんぱく質やレシチンを豊富に含み、消化吸収や健脳効果に優れています。納豆菌の働きで納豆にはビタミンB群が豊富に含まれ、豚肉のビタミンB群と一緒に体力強化に働きます。納豆、油揚げ、卯の花、豚肉を一緒に取ると、体細胞の老化が防止され生活習慣病の予防に働く食べ合せになります。ねぎの硫化アリルがビタミンB群の吸収を高め、新陳代謝活発に作用します。
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