阪神大震災から18年となる17日の追悼行事で並べる竹灯籠にメッセージを書き込む作業が5日、神戸市灘区の摩耶埠頭公園で行われた。参加者は「絆」や「希望」「祈り」などの言葉を墨で書き入れ、復興と鎮魂の思いを込めた。
17日に東遊園地(神戸市中央区)で行われる追悼行事「1・17のつどい」では、「1・17」と、東日本大震災が発生した「3・11」の日付の形に並べた竹灯籠に、ろうそくを浮かべて炎を灯す予定。
この日は、ボランティア団体「神戸・市民交流会」のメンバーらが竹灯籠に「岩手県大槌町」「宮城県石巻市」などの地名を書き、復興を目指す東日本にも思いをはせた。同会事務局長の山川泰宏さん(74)は「多くの人の協力があってここまで来られた。追悼の交流を通して、人のつながりが広がっていけば」と静かに話した。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130105/trd13010522550015-n1.htm