[ カテゴリー:医療, 生活 ]

原因物質、酵素が分解=アルツハイマー治療薬に道―大阪大

アルツハイマー病の原因となるたんぱく質が分解されるメカニズムを、大阪大大学院精神医学教室の大河内正康講師らの研究グループが突き止めた。新たな治療薬の開発や、発症メカニズムの解明が期待される。米科学誌セル・リポーツ電子版で4日発表した。

アルツハイマー病は、たんぱく質「ベータアミロイド」(Aβ)が脳に蓄積して発症するとされる。Aβは、細胞膜に付着しているたんぱく質の一部が酵素によって切り出されて発生するが、切断の部位によって、アミノ酸の数が異なるAβ37~43ができる。

患者の脳にはアミノ酸が多く水に溶けにくいAβ42やAβ43が蓄積し、水に溶けやすいAβ38などは脳から出ていくため蓄積しにくい。

研究グループは、切り出しに使った酵素とAβ42のアミノ酸結合体を試験管に入れ、37度で保存。時間がたつにつれ、Aβ42からアミノ酸4個が離れてAβ38ができた。

さらにAβ42の産生を抑える薬(GSM)を加えると、Aβ38が増えた。ヒトの培養細胞でも同様の結果が得られ、GSMがAβ42の分解を進めることが分かった。

大河内講師は「酵素の作用を活性化し、Aβ42の分解を促進させることで、アルツハイマー病を防ぐことができる」と話している。

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/medical/jiji-130104X970.html

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