クリスマスイブの24日、三条市本町の三条中央商店街を歩行者天国にして、食べ物の出店などを楽しむイベント「サンタマルシェ」(三条中央商店街振興組合主催、三条マルシェ実行委後援)が開かれ、地域住民ら約2000人でにぎわった。
同商店街は、中心市街地が移ったことなどにより空き店舗が増え「シャッター街」とも言われるようになった。このため、まちなかを再生させようと店主らが動き、今回の初開催にこぎつけた。
通りの中央に高さ3・6メートルのクリスマスツリーを設け、クリスマス気分を演出。寄付で集めたクリスマス飾りで彩りを添えた出店約10店舗では、汁物や焼き芋、「タレかつ丼」などが販売された。サンタクロースに扮(ふん)した主催者と子どもたちとのジャンケン大会や、路上ライブもあった。
同組合の白鳥賢さん(41)は「昔の活気が取り戻せるとは思わないけれど、おもしろさや魅力を発見して、旧中心市街地も捨てたものではないということを知ってほしい」と話す。4月上旬にも桜にちなんだイベントを計画しているという。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20121225ddlk15040027000c.html