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年末・年始は海外での感染症に要注意-厚労省が注意を呼び掛け

海外への渡航が増える年末・年始を前に、厚生労働省は14日、注意すべき感染症とその予防策などをまとめてホームページに掲載した。食べ物や水を介した消化器系の感染症、蚊などが媒介する病気、日本では患者が減少傾向にあるが流行国もある麻しん(はしか)などに注意するよう呼び掛けている。

厚労省では、食べ物や水を介した消化器系の感染症が「最も感染の可能性が高い」と指摘。具体的には、E型肝炎、A型肝炎、赤痢、腸チフス、コレラ、ノロウイルスなどで、予防には火が十分に通っていない食べ物や生水を口にしないことが重要だという。

蚊が媒介する感染症で最も注意しなければならないのは、マラリアとデング熱。いずれもアジアや中南米、アフリカなどの熱帯・亜熱帯地域に広く分布している。チクングニア熱、ウエストナイル熱にも注意が必要だ。厚労省では予防策として、長袖・長ズボンの着用や、虫よけローションの使用などを挙げている。

はしかの患者数は日本では減少傾向にあるが、アフリカやアジアなどの予防接種率の低い国では依然として多く、米国やカナダ、欧州諸国やニュージーランドでも増えており、注意が必要だという。日本では30年近く野生株による患者が出ていないポリオは、流行しているのはアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンの3か国だけだが、周辺国で輸入症例が発生しており、昨年には中国の新疆ウイグル自治区でも流行が報告された。

■体調が悪化したら医療機関の受診を

厚労省では、海外での感染症予防のポイントとして、「渡航先の感染症の発生状況に関する情報を事前に入手し、予防接種が受けられる感染症については余裕を持って医療機関などに相談しておく」ことを挙げている。厚労省が「海外で注意しなければいけない感染症」に挙げた病気のうち、▽A型肝炎▽破傷風▽日本脳炎▽黄熱▽狂犬病▽はしか▽ポリオ―は、ワクチンで予防できる。
また、感染症には発症するまでの潜伏期間が長いものもあり、帰国後1週間以上たってから体調が悪くなることもある。厚労省では、その場合には早急に医療機関を受診して、渡航先や滞在期間、現地での飲食の状況、活動内容などを必ず伝えるよう求めている。

http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/medical/cabrain-38817.html

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