佐渡市で、拉致被害者の曽我ひとみさんが、被害者の1日も早い救出を訴えて、署名活動を行いました。
今週は、北朝鮮による拉致問題などに理解を深めるため国が定めた「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。
これに合わせて、拉致被害者の曽我ひとみさんが、きょう佐渡市の両津港のフェリー乗り場で、問題の早期解決を訴えて署名活動を行いました。
曽我さんは次女のブリンダさんや支援者とともに、フェリーなどで佐渡を訪れた人たちに署名を呼びかけ、一緒に拉致されて今も行方が分かっていない母親のミヨシさんなど、まだ帰国できていない被害者の1日も早い救出を訴えました。
署名した人は、「政府には被害者の家族の思いをしっかりとらえて早く帰って来られるように努力してほしい。被害者の方が早く帰って来てくれることを願います」と話していました。
曽我さんは「母親は80歳を過ぎています。元気でいるのか心配でなりません。政府には、拉致問題を他人事と思わずに、自分の家族のことのように考えて取り組んでほしい。被害者の救出のために学校で子どもたちにも拉致問題を積極的に伝えていきたい」と今の思いを語っていました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033804041.html?t=1355586868776