糸魚川市の私立の保育園の元園長が、不正な会計処理を行い、園の運営費から少なくとも2300万円を着服していたことがわかり、運営する社会福祉法人は元園長を刑事告訴することも検討しています。
運営費の着服が明らかになったのは、糸魚川市藤崎の川崎保育園です。
糸魚川市などによりますと、去年の春までこの保育園で園長を務めていた67歳の女性が退職したあと、経理の記録に不審な点が見つかったため、保育園を運営する社会福祉法人が詳しく調べたところ、元園長は▼職員が出勤していないのに出勤扱いにしたり、▼社会保険料を二重に計上したりする不正な会計処理を繰り返し、確認できただけでも平成5年から退職した去年3月までの18年間に、少なくとも2300万円を着服していたことがわかったということです。元園長は着服を認め、「着物の購入費や親族の事業を支援するのに使っていた」と話し、金の一部はすでに返還したということです。保育園を運営している社会福祉法人は、元園長に全額の返還を求めるとともに、刑事告訴することも検討しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034189471.html?t=1355499562640