いまや日本女性の16人に1人はかかるといわれる乳がん。早期発見・治療すれば約90%が治癒するというこの病気を、彼氏や夫が発見するケースも少なからずあるという。
「正確な統計はありませんが、男性からの指摘でパートナーの乳がんが発覚という話は聞いたことがあります。もし“乳房にしこりがある”“乳頭から血や液体が出る”“皮膚の発赤がある”などに気づいた時には、検診を待たず、すぐに乳腺専門の医療機関を受診するようすすめてほしいですね」(認定NPO法人乳房健康研究会・高木さん)
本来は女性本人が健康への意識を高めセルフチェックすることが望ましい。だが、日々接している彼氏&夫だからこそ、大切な人のわずかな変化に気づけることもある。
乳がん以外ではどのような兆候に注意が必要なのか? 中医学の専門家であり、『顔をみて病気をチェックする本』の著者・猪越恭也先生に聞いたところ、顔色にはその人の体調や症状が表れるという。
「顔色が青かったり、こめかみに青スジが見える人はストレスに敏感です。怒りっぽかったり、月経前のイライラ・不調が強く出る場合がありますが、これは肝臓の血液浄化作用が低い可能性があります。また、顔色や肌の色が黄色っぽい人は、胃腸の悪い人。歯茎から血が出る、口内炎やアザができやすいなどの症状も見られます」
なるほど。顔色以外で病気のサインが表れる症状はありますか?
「胃粘膜がただれていると腐ったような口臭がすることがあります。また女性の陰部の悪臭は細菌感染の疑いも。この他、爪がデコボコだと肝臓が弱っている可能性があったり、もともとの爪の色が赤紫の人は血行障害が疑われるため、心臓病に用心しましょう」(同)
これらの症状があっても検査データでは問題なしと判断されることもある。だが悪い状態へと向かっているので、早めの改善をすすめてあげてほしい。
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/medical/r25-20121206-00027038.html