和歌山県の民俗芸能「那智の田楽」が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産として登録されることが5日、パリのユネスコ本部で開かれた政府間委員会で承認された。
日本の案件の登録は21件目。
那智の田楽は、笛や太鼓のほか、ビンザサラと呼ばれる楽器を打ち鳴らし、陣形を替えながら舞う芸能。室町時代の応永年間(1394~1428年)に京都から伝わったとされ、毎年7月、那智勝浦町の熊野那智大社で行われる「那智の火祭」で奉納される。1976年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
5日の政府間委員会では、朝鮮半島の民謡「アリラン」の無形文化遺産登録も承認された。韓国が提案していたもので、北朝鮮は提案には加わらなかった。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/education/20121206-567-OYT1T00764.html