JTBは5日、年末年始の旅行動向(12月23日~1月3日の出発分)をまとめた。1泊以上の旅行に出る人は前年の実績(国内分は推測)より1.3%多い3003万人と、6年ぶりに3千万人を超える。金曜日の1月4日を休めば最大9連休がとれることと、円高もあって、海外旅行が過去2番目の多さになった。
海外旅行は前年より0.3%多い65万7千人。長い休みを使い、欧州や米国などに出かける人が増えそうだという。タイやシンガポールなど東南アジアも人気だが、中国は前年より約25%減の見通し。「尖閣諸島問題をめぐる日中関係の悪化が影響しているのではないか」(JTB)という。
国内旅行は2937万人で1.3%増える。旅行先では沖縄や九州、北海道が増えそうで、スカイツリー開業などを受けて東京も人気という。国内は例年1泊~2泊が多いが、今年は3泊以上の旅行をする人が増える見込みだ。
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