冬の海を代表する味覚、寒ブリを楽しむ「佐渡海府寒ブリ大漁まつり」が佐渡市で開かれ、大勢の人でにぎわいました。
この催しは、寒ブリ漁が最盛期を迎えるこの時期に毎年開かれているもので、佐渡市の鷲崎漁港では、水揚げされたばかりの寒ブリ200匹ほどがその場でさばかれ、切り身や刺身として販売されました。用意された寒ブリは新鮮なことに加えて、市場価格よりも2割から3割ほど安いとあって、ブリを買い求める地元の人や、観光客の長い列ができていました。
会場では先着1000人にブリのアラ汁が無料で振るまわれ、家族連れなどが、湯気のでるアラ汁を味わって、体をあたためていました。このほか、会場では、地元の人による佐渡の郷土芸能も披露され、訪れた人たちは太鼓に合わせて五穀豊穣などを祈って舞う鬼太鼓や佐渡おけさの踊りをカメラにおさめていました。会場でアラ汁を食べていた40代の女性は「季節感を感じる寒ブリはとてもおいしいです」と話し、冬ならではの味覚を楽しんでいました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033571621.html?t=1354461843111