東日本大震災で被災した母親からの聞き取りを元に、災害への備えを紹介するホームページ「ACTIVE防災 for Women」が注目を集めている。
一般的な災害向けの解説書などには書かれていない「子ども」を守るための知識が満載のサイトで、100円ショップで買える防災グッズを試したレビューなども掲載されている。家庭での防災や避難の時に小さな子どもがいるという状況で何がポイントになるのかを分かりやすくまとめている。
地域での防災講座の情報や被災者の体験も掲載されており、小さな子どもを持つ親は非常に参考になる。
サイトでは防災をピクニックで体験したルポが掲載されている。ピクニックなどと遊びで防災が分かるのか?と思われるかもしれないが、非日常を子どもと経験するのには非常に有効な手段だ。
まず、避難するにも子どもはまっすぐ歩かない。災害経験のない子どもには、想像しろといっても無理なのだ。一度経験してみると、親は何に気を付けるべきなのかがよく分かる。サイトでも、避難の際のポイントとして「ベビーカーを使わない」「歩ける子どもも基本抱っこ」「はぐれることも想定して」と呼びかけている。
例えば15キロの3歳児を抱いて非常用持ち出し袋を担いで逃げられるだろうか?中身を精査するきっかけにもなる。持ち出し袋をどんなに完璧に作っても、実際に持って逃げられないのでは意味がない。その家族構成に合った内容が必要になる。
日本に住んでいる以上、自然災害からは逃げることが難しい。いざという時に困らないよう、日頃からシミュレーションしておきたい。
ACTIVE防災 for Women
http://ameblo.jp/active-bousai
http://www.disaster-goods.com/news_1hySjhgmG.html?ranking