ドーハで26日開幕した国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)で、このままだと世界の平均気温が4度上昇する恐れがあると警鐘を鳴らした世界銀行の報告書が、各国代表の演説に盛り込まれるなど波紋を広げている。
「熱を下げよ――なぜ4度上昇を避けねばならないか」と題した84ページの報告書は、地球温暖化の現状と予測を最新のデータでまとめた。それによると、各国が温室効果ガス削減の目標をすべて達成しても、世界の平均気温は、18世紀後半の産業革命に始まる「工業化」の前に比べ、約20%の確率で2100年までに「4度を超えて」上昇するとした。各国が目標を達成しなければ、それは2060年代にもやってくるとしている。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20121126-567-OYT1T01383.html