佐渡金銀山の世界遺産登録への機運を盛り上げようとユネスコの元事務局長などが出席して25日、新潟市で講演会が開かれました。佐渡の金銀山は、江戸時代から 400年以上に渡って金や銀を産出し続けた国内最大級の鉱山で、新潟県と佐渡市は、ユネスコの世界遺産への登録を目指しています。25日は、世界遺産登録への機運を盛り上げようと県や市が、新潟市で講演会を開き、300人あまりが参加しました。
はじめに、ユネスコの事務局長を務めた松浦晃一郎さんが、最近は、世界遺産登録の審査が厳しくなっていると説明した上で「なにを訴えるのか、地元が、中核となる概念をしっかりと示すことが必要で、そのためには、行政だけでなく地元の人たちもいっしょになって議論していくことが大切だ」と呼びかけました。
このあと、佐渡市の郷土芸能の 「鬼太鼓」が披露され、力強い太鼓と激しい鬼の踊りが会場を盛り上げました。
新潟市の男性は、「私たち県民から盛り上げて世界遺産登録につなげていくことが大事だと感じました」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035872021.html?t=1353930817785