本格的な冬を前に、新潟県は、灯油のストーブで使うタンクなどから灯油が漏れないよう注意を呼びかけています。
新潟県によりますと、県内では昨年度、灯油やガソリンなどの油が河川や土壌に流れ出たケースが 240件起きました。
このうち、3分の1以上が、住宅などの外に備え付けられた灯油タンクから灯油が漏れていたということです。
さらに、灯油が漏れたケースの半数近くは灯油タンクから持ち運び用の小さいタンクに移し替える際にその場を離れたりふたを閉め忘れたりするなど不注意で油が漏れていたということです。
漏れた油が川や海に流れ込むと断水になったり、漁業に影響が出たりして、油を回収するための費用を請求される場合もあるということです。
福島第一原発の事故を受けて、ことしも、節電のために、石油ストーブを使う人が増えるとみられていて、新潟県では、こうした灯油漏れへの注意を呼びかけるポスターやチラシを作って、ホームセンターなどに掲示することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033642811.html?t=1353930737097