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テレビ局困惑 衆院選政党乱立に

衆院選2012 政党乱立 テレビ局困った 政見放送が大幅増…編成逼迫

■「公平ルール」討論の人選難航

平成8年以降で最多となる14の政党が候補者擁立を予定する今回の衆院選を前に、政見放送や討論番組を手掛けるテレビ局が頭を抱えている。政見放送は比例区の時間が大幅に増えることに加え、関東では東京都知事選も重なるため、編成が逼迫(ひっぱく)。選挙に向けた討論番組でも、政治的に「公平」な番組を作るには党の数が多すぎ、少数政党の動向も不透明で、出演者の人選も進まない状況だ。

「従来はあまりやっていなかった早朝5時台の放送もやらざるを得ない」

NHKで政見放送を担当する須田俊明・編成センター専任部長は疲れた表情で話す。ただ、午前5時台に放送しても「誰が見るのか」という疑問もあり、「時間帯によって視聴に差が生じるため、できるだけ公平、公正に扱いたい」。日々変化する動向をにらみながら、NHKスタッフが連日徹夜で放送スケジュールをシミュレーションしているという。

公職選挙法に基づいて行われる政見放送は、衆院選では候補者・政党の1回あたりの放送が9分以内。比例区は党ごとの放送となるため、党数の増加は放送時間の増加に直結する。特に1都6県のローカル放送を行う関東のNHKでは、各選挙区と比例の東京・南関東・北関東の3ブロック、さらに東京都知事選の政見放送も重なる。

NHKによると、前回衆院選では、1都6県の総放送時間は32時間38分、1日平均4時間5分だった。今回は、現時点では午前5~7時台は各3枠(1枠は約10分)を検討しており、放送の半分を政見放送が占めることになる。

10時台と午後2時台での放送も見込んでおり、日中に関しては「結局、毎時間政見放送が入ることになるかもしれない」と須田部長は話す。

一方、討論番組も頭痛のタネだ。放送法は政治的公平を定めており、18日午前に放送されたNHK総合「日曜討論」は、2時間余りの番組中に各党の意見を紹介したが、「討論」は深まらなかった。

民放では従来も出演するのは主要政党の幹部に限られていたが、今回は政党の合従連衡が相次ぎ、「主要」の線引きが難しい一面もある。

平日夜に「プライムニュース」を放送するBSフジの高島英弥・報道担当局長は「時間枠全部で衆院選を扱うが、最終的にどの党の誰を招くかが固まらない。困惑している状況だ」と話している。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20121123100.html

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