厚生科学審議会(厚科審)の予防接種部会は14日、結核を予防するBCGワクチンの定期接種の対象年齢を、現行の「生後6か月未満」から「1歳未満」に引き上げた上で、標準的な接種年齢を「生後5か月以上8か月未満」と定めることを了承した。厚科審の結核部会でも同様の意見が多数を占めており、厚生労働省ではこれらを踏まえて政令改正などの手続きを進める方針で、対象年齢の変更は来年4月ごろになる見通しだ。
両部会では、2005年度に対象年齢を4歳未満から引き下げたところ、骨炎や骨髄炎の副反応報告が増えたことや、乳児期に接種するワクチンの種類が増え、接種スケジュールが過密になったことを踏まえて、対象年齢の引き上げを了承した。
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