糖尿病治療で広く使われている薬に、悪性脳腫瘍の再発を抑える効果があることがマウスの実験で分かったと、山形大と国立がん研究センターのチームが発表した。他のがん治療に応用できる可能性もあるという。
山形大の北中千史教授は「新規開発に比べ、実用化までの時間を短縮できる」と話している。論文は15日付の米医学誌電子版に掲載された。
効果が確認されたのは、糖尿病の承認薬メトホルミン。悪性脳腫瘍の再発要因とされる「がん幹細胞」を、再発できない細胞に変える働きを持つことが分かった。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/medical/jiji-121115X342.html