国内有数のニットの産地、見附市でセーターなどの製品を格安の価格で販売する催しが10日、始まりました。
繊維業がさかんな見附市は国内でも有数のニットの産地で、特に、男性向けの製品の出荷額は全国一で、全体の30%あまりを占めています。10日から始まった「見附ニット秋まつり」は地場産業の技術力を広く知ってもらおうと、見附ニット工業組合が開いているもので、市内9つの会場で合わせて12のメーカーの製品が販売されています。このうち「ネーブルみつけ」の会場にはセーターやカーディガンなど色とりどりの秋冬物のニット、およそ8000点が並べられ、大勢の買い物客でにぎわっています。市価よりおよそ5割から7割ほど安く購入できるとあって、訪れた人はお気に入りの品を次々と手に取って鏡の前であわせるなどしていました。東京から訪れた女性は「見附のニットは質がいいので毎年来ています。購入したニットでおしゃれを楽しみたいです」と話していました。
製品を販売している会社の関口勝久社長は「今年は編み方がざっくりとしている薄手のデザインが人気です。市外から来ている方には見附の観光もしてほしいです」と話していました。見附ニット秋まつりは11日まで開かれ、2万人あまりの来場者を見込んでいるということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035497291.html