見知らぬ人と交流できるコミュニティーサイトを通じて児童が犯罪に遭った事件を警察庁が調べたところ、容疑者側の動機の88%がわいせつ目的だった一方、被害児童の多くは「遊ぶため」「優しい人だから」といった理由で会っていたことが分かった。児童の94%は有害サイトの閲覧制限サービス「フィルタリング」に未加入で、63%は親から注意を受けていなかったことも判明した。
児童や親の無防備が目立っており、同庁は「引き続き注意を呼び掛けたい」としている。
調査は、出会い系サイトを除く交流サイトをきっかけに起き、1~6月に摘発された599事件を対象に行われた。
容疑者が供述した動機は「性交」74%、「わいせつ画像収集」14%だった。サイトで被害児童と知り合ってから犯行に及ぶまでの日数は、34%が1週間以内で、「当日か翌日」も13%あった。
[時事通信社]
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