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キウイの継続摂取に免疫力改善効果…東京医科歯科大

東京医科歯科大学・株式会社オルトメディコ(本社・東京都文京区)の研究で、キウイフルーツの継続摂取で免疫力の改善効果があることが分かった。(画像は「ゼスプリ インターナショナル ジャパン」提供)

キウイフルーツは免疫力改善効果があると考えられているビタミンCを多く含む。マウスを用いた実験によってキウイの免疫力改善効果が示唆されているが、ヒトにおいてキウイ摂取が免疫力に影響を与えるという報告はなく、その効果は明らかでなかった。

今回の検証試験では、ゴールドキウイ・グリーンキウイの効果を検証するため、キウイと並んで代表的な輸入果物であるバナナと、キウイに特徴的な栄養成分の1つであり免疫力改善効果があるとされるビタミンC、および非摂取の3条件と比較して検討した。

日ごろ疲れがとれにくいと感じている女性の中で、スクリーニング検査にて選抜された被験者45人を、ゴールドキウイ摂取群・グリーンキウイ摂取群・バナナ摂取群・ビタミンC摂取群、非摂取群と、それぞれ9人ずつに分けて試験した。

キウイ摂取群には1日3個のキウイ、バナナ摂取群には1日3本のバナナ、ビタミンC摂取群には1日390mgのビタミンCを、いずれも4週間継続して摂取させ、摂取群には普段と変わりない生活を送ってもらった。

免疫力改善効果は、リンパ球の種類のひとつであるTリンパ球の状態を特徴づける5つの指標で評価する。キウイ摂取群ではこれら5つの指標すべてにおいて改善傾向がみられた。Tリンパ球の1種であるCD8+CD28+T細胞から計算した「Tリンパ球年齢」においても改善、すなわち若返りの効果がみられた。

検証結果より、キウイを継続して摂取していくと、免疫力の改善効果があるということが示された。日常的に長く食べ続けると、さらに免疫力が改善されていくことが期待されるという。

キウイフルーツの輸入、販売を行うゼスプリ インターナショナル ジャパン(本社・東京都千代田区)は、同結果を受け、一般内科医105人を対象に「免疫力に関するアンケート調査」を行った。

内科医にアンケート調査に協力してもらったのは、診察などを通じて多くの人々の免疫力の実態を知る立場にあるからで、回答者の半数以上が「免疫力が弱まっている人が増えている」と感じているなど、かなり“ショッキング”な結果となった。

「『免疫力が弱まっている人が増えている』と感じていますか」との問いに対しては、6.7%が「非常に増えている」、46.7%が「増えている」と回答。「変わらない」は46.7%、「減っている」は0.0%だった。

「免疫力低下の最大の要因」を尋ねたところ、「ストレス」が42.9%、「疲労」が14.3%、「食事」が12.5%だった。

「免疫力が弱まっていることを、本人が自覚していないケースは多いと思いますか」との問いに対しては、12.4%が「非常に多い」、40.0%が「多い」と回答した。合計すると半数を超えた。「どちらとも言えない」は40.0%、「少ない」は5.7%、「非常に少ない」は1.9%だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000033-scn-sci

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