中部電力は14日、蒸気タービンのトラブルで9月1日に運転停止した上越火力発電所1号系列1号機(新潟県上越市、出力59万5000キロ・ワット)の運転を、午前9時28分に再開したと発表した。
14日は最大8万キロ・ワットで運転し、15日にはフル出力する予定だ。
1号機は7月に営業運転を始めた最新鋭の発電設備。中部電力が点検したところ、蒸気タービンの動翼1枚が欠けているのが見つかり、上越火力発電所内で建設中の別の発電設備にあった同型タービンと取り換えた。
中部電力では、蒸気タービンを冷えた状態から起動させる際に設定した回転の周波数が、欠けた動翼の振動数と同じだったため、振動が増幅し、動翼に亀裂が生じたと説明している。今後は起動時のタービンの回転数を変えて運転する。
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