ことしの夏、熱中症で病院に運ばれた人は県内で1180人あまりにのぼり、その半数近くが高齢者だったことが新潟県のまとめでわかりました。
新潟県によりますと、先月末までの4か月間に、県内で、熱中症の症状を訴え病院に運ばれた人は1182人と去年より、54人増加しました。年代別に見ますと、65歳以上の高齢者が全体の44%と、半数近くを占めて最も多くなったほか、18歳から64歳が41%、7歳から17歳が13%となっています。
最も搬送者が多かった時期は梅雨が明けたあと、最高気温が35度以上の猛暑日が続いた7月30日からの1週間で、合わせて280人が病院で手当てを受けました。また、死亡した人は、病院に運ばれた直後だけで3人に上り、3週間以上入院するなど症状が重かった人も29人いました。
新潟県は「ことしは去年に比べ残暑が厳しく、8月の搬送者が多かった。節電のため冷房を使うのをためらうなどした高齢者が症状を訴えるケースも多く見られた」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035553051.html