長岡市内のスーパーで販売していた国内産干しシイタケから国の基準値を2倍近く上回る放射性セシウムが検出された問題で、製造元の食品加工会社(静岡県藤枝市)が岩手県から要請されていた自主回収を怠っていたことが20日、分かった。
同社の岩手県産乾燥シイタケは、横浜市内のスーパーに出荷された製品に放射性セシウムが検出され、2月9日、静岡県中部保健所から自主回収を指示された。しかし新潟県向けの製品は製造日が異なり自主回収の対象とならなかったため、販売を継続。同月14日に岩手県から自主回収を要請された後も回収しなかった。同社は「新潟の販売業者はプライベートブランドで販売しているので、迷惑がかかると思った」ため、回収を言い出せなかったとしている。
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