就職を希望する障害のある人を対象にした企業の合同面接会が開かれました。
この面接会はハローワーク新潟が開いたもので、新潟市の朱鷺メッセには製造業や小売り業を中心に県内38の企業や団体が参加しました。面接を受けた人たちはおよそ250人とこれまでで最も多く、企業別に設けられたブースで仕事への意気込みをアピールしたり、担当者の説明を聞いていました。障害者の雇用をめぐっては現在、従業員が56人以上いる企業に対し全体の1点8%以上の障害者を雇用するよう法律で義務づけられていますが、県内の事業所での雇用率は平均で1点54パーセントにとどまっています。就職を希望する障害者が増え続けていることから、厚生労働省は企業に義務づける雇用率を来年4月には2%に引き上げる方針です。
面接会に参加した新潟市の20歳の男性は、「パソコンを使った事務作業がやりたいと思って参加しました。自分の能力をいかして働く事ができるんだと証明したいです」と話していました。
ハローワーク新潟の山本幸夫所長は「特に精神的な障害のある方への企業の理解が進んでいないのが現状だ。企業に働きかけて理解を進めていきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034840121.html