新潟県は、収穫の時期を迎えるコシヒカリについて、この夏の猛暑の影響で収穫が遅れると品質が低下するおそれがあるとして平年より早めに稲刈りを行うよう農家に呼びかけています。
新潟県が10日行った調査によりますと、県内の田んぼでは、稲の生育が平年より6日ほど早くなるなど、8月に連日続いた猛暑の影響で全般的に生育が早まっています。コシヒカリの収穫は平年だと9月中旬以降に本格的に行われますが、生育が早まっていることしは収穫が遅れると稲が乾燥してコメも水分が失われ、ひびが入り品質が低下するおそれがあるとして、新潟県は農家に対し、稲の葉が多く枯れている場合は平年よりも早く稲刈りを行うことや、収穫後にコメを乾燥させる場合も、水分が不足気味なため急激に乾燥させないよう対策を呼びかけています。新潟県産のコメは、おととしも猛暑の影響で稲が栄養不足になって品質が著しく低下し、新潟県は稲の育ち具合を詳しく把握したり水の管理についての指導を速やかに農家に伝えたりするなど去年から対策を強化しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034660671.html