災害や有事の際、国からの情報を住民に伝える、JーALERTの試験が全国で一斉に行われ、三条市と燕市で情報を受信できないなどのトラブルがありそれぞれの自治体が原因を調べています。
JーALERT、全国瞬時警報システムは災害や有事の際、国が警報などの情報を、衛星回線を通じて各自治体に送り防災行政無線を自動的に起動させるなどして音声で住民に伝えます。12日はシステムが稼働するか確認する全国一斉の試験が行われ、新潟県でも28の市町村で試験が行われました。このうち、新潟市では、10時と10時半の2回、国からの情報を信号で受信し、すぐに、市内89か所の防災行政無線を使って、音声で情報を伝えていました。
新潟市危機対策課の清水斎課長は「今回はトラブルなく、正常に情報伝達ができたが、有事の際にも、いち早く情報を伝えられるよう準備していきたい」と話していました。一方で、これまでのところ三条市では情報を受信できなかった他、燕市では防災行政無線が起動しないなどのトラブルが確認され、それぞれの自治体が原因を調べています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034932521.html