震災から1年あまりたった岩手、福島両県を写した写真展「それぞれの現在(いま) 東日本大震災の現場から」(柏崎市被災者サポートセンター「あまやどり」主催)が8日、柏崎市学校町の同市立図書館で始まった。
写真は計85枚。岩手県大船渡市の写真は、6月などに同市民が撮影した。津波で壊れた建物や、復興に向けてミサンガ作りに励む人たちなどが写る。
福島県いわき市、富岡町、楢葉町の写真は、3市町から柏崎に避難中の「あまやどり」のスタッフが7~8月に一時帰宅し撮った。廃船が集められた港や草で隠れた線路、元ガレージに集まる牛などの様子が分かる。
富岡町から避難中のスタッフ、木村珠里さん(28)は6月、他のスタッフらと大船渡市を訪問。「被災者同士なのにお互い現状を知らない」と感じ、被災地の現状を広く知らせたいと写真展を企画したという。
15日まで。午前10時~午後5時。無料。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120909-00000001-mailo-l15