文部科学省と県教委は27日、今年3月に県内の高校を卒業した生徒を対象にした、11年度の大学などへの進学状況調査の結果や、11年度中に不登校となった小中学生の児童・生徒数などをまとめた「学校基本調査」を発表した。大学や短大などへの進学率は45・9%で、10年度に比べ1・4ポイント低下した。
学校基本調査は全国的に実施され、都道府県の公私立の小中高大学(中等教育学校を含む)の人数の把握、卒業後の状況調査などをしている。
県内の12年3月の高卒者数は2万1026人で、うち9658人が4年制大学や短大などに進学。進学率45・9%は全国平均の53・5%を下回り、全国で32番目。一方、専修学校進学率は全国一の27・4%(全国平均16・8%)となった。就職した生徒は3583人(卒業者の17・0%)だった。
また、11年度中に病気や経済的な理由以外で30日間以上欠席した「不登校」の子どもは、小学校は413人で10年度より38人減った。一方で、中学校・中等教育学校では、1730人で、10年度より10人増えた。
さらに文科省は今回、大卒者の就職状況で初めて非正規雇用の調査を実施。県内の大卒者5401人のうち、正規の従業員は3149人▽雇用契約が1年間以上でフルタイム勤務相当者にあたる正規の従業員でない人は190人--と発表した。
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