柏崎刈羽原発再稼働の是非を巡り住民投票の実施を目指す市民団体「みんなで決める会」の署名期間が22日、県議補選日程の決定で延期された新潟市西蒲区を除き終了した。同会によると、知事への直接請求に必要な約4万人(有権者50分の1)を超えた。同会メンバーは「住民投票を求める県民の意思の現れだ」と力を込めた。
署名数は同日午後6時現在、集計終了分だけで4万1553筆に達した。同会は同日夕、同中央区で街頭署名活動をして通行人に署名を呼びかけた。署名した同市東区の男性(50)は「原発問題に関心があり協力したいと思った」と話した。
署名数は今月1日には約1万5000筆にとどまっていたが、終盤に一気に集まった。同会の共同代表の橋本桂子さん(40)は「終盤に署名簿の返送が集中したのも大きいが、署名を集める受任者が頑張ってくれた」と手応えを語った。
同会は、来月3日に県選管に署名を仮提出する。知事選(10月21日投開票)後となる西蒲区での署名再開を経て、全署名を県選管に提出し、審査を受ける予定。
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