長岡市の長岡工業高等専門学校で学生およそ120人分の成績などのデータが流出していたことがわかり、学校は流出の経緯を調べるとともに警察への被害届の提出を検討しています。
流出したのは平成21年度から22年度までに長岡高専に在籍していた学生およそ120人分の個人名と試験結果などが記載されたデータです。長岡高専によりますと成績などのデータは男性の准教授のノートパソコンに保管されていたもので、データが保存されたUSBメモリーやフロッピーディスクが学校や地元の報道機関に送付されたことから流出が発覚しました。学校が准教授に事情を聞いたところ、パソコンは学外に持ち出しておらずデータの流出に心当たりはないと話しているということです。准教授の研究室はふだんは鍵がかかっていて、パソコンの操作には暗証番号が必要なことから、学校では、准教授が一時的にパソコンの前を離れた際に、何者かが操作してデータを抜き取った疑いもあるとみて、流出の経緯について調査を進めるとともに、警察への被害届の提出を検討しています。長岡高専の渡辺和忠校長は「学校の情報管理に問題があった可能性があり、学生や保護者におわび申し上げます。調査を行い、再発防止を徹底したい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034264111.html