首相官邸や内閣府、総務省、裁判所など49の公的機関の公式サイトをコンサルティング会社が調査したところ、全サイトで、高齢者や障害者への配慮に関するJIS(日本工業規格)の最低基準を満たしていないページが見つかったことが9日、分かった。21機関は1万ページ以上に問題があり、最も多い機関では、13万4219ページで不備が見つかったという。
調査した「アライド・ブレインズ」(東京都千代田区)は「東日本大震災で、高齢者や障害者を含む全ての人が公共機関のインターネット情報を利用できることの重要性が再認識された。ぜひ改善してほしい」としている。
調査は49機関のサイトの全てのページが対象。独自に開発したプログラムで、JISの基準に基づき、5月22日~6月4日に視覚や聴覚が不自由でもサイトを利用できるかなどを検証した。
[時事通信社]
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/education/jiji-120709X040.html