東日本大震災や東京電力福島第１原発事故の被災地支援をしている小千谷市のＮＰＯ法人「おぢや元気プロジェクト」は７日、福島県いわき市小浜町を訪れ、小千谷市などを襲った中越地震（０４年１０月）の翌年から神戸市のＮＰＯ法人「ひまわりの夢企画」（荒井勣（いさお）代表）から贈られているヒマワリの種や、その種から育てた苗を地区住民と一緒に植えた。おぢや元気プロジェクトの若林和枝理事長（５３）は「神戸、中越、福島と友情の輪が広がってほしい」と話した。
若林理事長らは東日本大震災の発生直後から３０回以上福島県を訪れ、支援物資を届けたり、住民の憩いのスペース「小浜 心の駅」を作ったりしている。
この日は、阪神大震災（９５年１月）を機に被災者支援を続けている「ひまわりの夢企画」から送られた種や、その種から同プロジェクトの会員や支援者が育ててきた苗５００本と種１万粒を同地区住民と植えたり、配ったりした。
晴天の下、住民ら約４０人は、津波の被害で更地になってしまった自宅跡地などに植えた。童謡「ふるさと」などの合唱をしたり、汁物を食べたりもした。
若林理事長は「みんな『友達にもあげる』『大きくなるのを楽しみに毎日見られる』と言って、とても喜んでくれた。８月のお盆ごろに満開になると思う」と話した。
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