[ カテゴリー:医療, 子ども ]

約4割の子どもが“体温異常”、運動・水分不足が原因か — キリン調べ

キリン MC ダノンウォーターズは、2012年4月に4~10歳の子どもと母親400組を対象に行った「子どもの体温異常に関する調査」の調査結果を発表した。これによると、約4割の子どもが体温異常を抱えており、睡眠や便通などの生活習慣が乱れている子どもが半数近くいるという。

調査結果によると、アンケート実施時(昼過ぎから夕方までの時間帯)の子どもの体温は、36℃未満の子どもが18%、37℃以上の子どもが19%おり、この時間帯の適正体温が36~37℃であることから、実に4割近くの子どもが何らかの体温異常を抱えているとわかったという。なお、これら体温異常に陥っている子どもを年齢別に見ると、低体温は小学生以上に、高体温は幼児に多い傾向が見られたそうだ。

通常、人間の体温は起床後から徐々に上昇し、夕方から夜にかけて下がっていく。このような体温調節は自律神経の働きによるものであり、体温異常が見られた子どもたちは自律神経がうまく働いていないと考えられるという。

4割近くの子どもは異常体温の状態に

4割近くの子どもは異常体温の状態に

子どもたちの生活習慣についての調査では、21時以前に就寝している子どもはわずか24.5%で、半数以上は21時台に、18.5%は22時以降に就寝しており、起床時刻によっては睡眠不足の状態に陥っている子どもが多いという。さらに朝の便通に関しては、半数以上が「ほぼ毎日ある」と回答する一方で、「週に3回以下」と回答した子が33.8%と、何らかの形で生活習慣が乱れがちな様子が伺えたそうだ。

また、運動する頻度が高い子どもほど朝から活発に過ごす割合が高く、逆に運動頻度が低い子どもは眠気やだるさを訴える割合が高い傾向にあったことから、同社では「運動習慣も健康維持のための一要素である」と分析している。

21時以降就寝の子どもが多く、睡眠不足の多い恐れが

21時以降就寝の子どもが多く、睡眠不足の多い恐れが

さらに体温と運動頻度との関連を見てみると、子どもの運動頻度と1回あたりの運動時間は、いずれも高い数値の子ども(=運動している子ども)ほど高体温になりにくい傾向があり、特に1回の運動時間が「1時間以上・3時間未満」の子どもは標準体温である割合が高かったという。

これらの結果から、運動で汗をかくことで放熱機能が働き、必要以上の体温上昇が抑えられていることが考えられるため、日頃から適度な運動で”汗をかく習慣”をつけることが大切であるとしている。

運動時間の長い子ども程、高体温になりにくい傾向に

運動時間の長い子ども程、高体温になりにくい傾向に

最後に、運動に伴う水分補給について、1日に水分摂取させる頻度と、子どもの体温を合わせて集計したところ、摂取回数が多い(1日に9回以上)子どもほど体温異常に陥る割合が低い傾向にあることがわかったという。特に1日11回以上水分を摂取している子どもは、体温異常を抱えている割合が27.3%と全体平均よりも10ポイント以上少ない。これらから、水分を頻回摂取させることは子どもの体温調節にとって大切である、と同社は見ている。

水分補給の頻度が高いほど、異常体温になる割合が低下

水分補給の頻度が高いほど、異常体温になる割合が低下

なお、調査を行ったキリン MC ダノンウォーターズでは、地震などの災害時に備え、水・食料の適正量をストックしておくという考え方「スマートストック」を推奨しており、「キリン アルカリイオンの水」公式 HP 内では、災害時にそなえた備蓄量として推奨される3日分を一つの基準とし、大人2名+こども1名の3人家族を例に、必要とされる無洗米と水の量などを記載している。

http://news.goo.ne.jp/article/internetcom/business/internetcom-20120529016.html

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