11日で東日本大震災から1年。多くの被災者がいまも避難を続ける中、県内では11日に犠牲者の追悼と復興を祈る催しが各地で計画されている。県内の音楽家たちは新潟地震(昭和39年)の復興を記念して建てられた県民会館(新潟市中央区)に集合し、「フェニックスコンサート」を開催。見附市や三条市などでは地震発生時刻に黙祷(もくとう)をささげ、避難者らの集いも各地で行われる。
◇
「出演者は若い方が多いけれど、年配の方も含めて皆さん喜んで賛同いただいた。お手伝いしたくないという方は全くいらっしゃらなかった」。コンサートの呼びかけ人の一人でピアニスト、石井朋子さん(37)=新潟市西区=は、20人以上に声をかけ、大震災に寄せる音楽家たちの熱い思いに驚く。
石井さんは大震災発生後、中越地震などで芸術家のボランティア支援のコーディネートをした県民会館に「できることはないか」と相談。これまで三条市や長岡市でチャリティー演奏会を開くなど支援を続けてきた。
フェニックスコンサートは昨年11月、当日の予約がキャンセルされ、県民会館が石井さんらに「新潟ゆかりの演奏家でコンサートができないか」と打診。実行委員会ができ、石井さんらの奔走で実現の運びとなった。
コンサートは3部構成で三味線やピアノとバイオリンのデュオなど6団体・21人が出演。民謡、クラシック、映画音楽など多彩なジャンルで未来に希望が持てる曲を選び、26曲が演奏される。構成の関係で出演できない人も多く、石井さん自身も当日は裏方に徹する予定だ。
県民会館を運営する県文化振興財団の坂内(ばんない)佳子事業課長は「いろんなジャンルの音楽を一度に聴ける機会は少ない。チャリティー抜きでも楽しめます」と来場を呼びかけている。
11日午後3時開演。料金は2千円(全席自由)。問い合わせは、県民会館(電)025・228・4481。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120309-00000034-san-l15